
先に、結論。 貧しい私だから言いたい。
貧乏なら、高い車を買え。
正確には、
「目先の金額に惑わされず売るときに高く売れる車」を選ぼう、という話です。
購入時の資金と毎月の支払いに無理がないことが前提です。
最近体調が万全な日がないよ!
ギリさんです。
今回の記事は、「車にそんなに興味はない。だけど必要ではある。なるべく車にお金をかけたくない」という人向けです。
車に詳しい方や、乗りたい車が決まっている方は、読まなくても大丈夫です。
突然ですが、うちは裕福じゃないです。
まことに遺憾ですが←
だからこそ、車は高いのを買う!
……と言うと語弊があるんですが、要はリセールのいい車、つまり売るときに高く売れる車を選ぶということです。
車に興味がないからと、購入価格が安いだけでなんとなく選んでしまう。
それって、結構もったいないことしてるかもしれません。
「200万円だから安い」「500万円だから高い」とは限らない
車Aが200万円、車Bが500万円だったとします。
これを額面どおりに受け取らないでほしいんです。
車は基本的に永久に乗るものではありません。
3年で買い替える人もいれば、5年、10年乗る人もいる。
いずれにしても、手放すときの価値があります。
だから私が車選びで重視するのは、乗っていた期間に、いくらのお金を失ったかです。
車両代の実質負担 = 購入価格 − 売却価格
まずは維持費や金利をいったん分けて、車両価格の値落ちだけを、仮の金額で比べてみます。

この場合、「200万円の車は安いね。500万円の車は高いね」で終わらせると、見誤ります。
車Aには3年で100万円使った。車Bには3年で50万円使った。車両代については、こう見るわけです。
同じ500万円の手持ち資金から現金で買い、ほかの収支が同じなら、売却後に残る現金はAが400万円、Bが450万円。この条件では、高い車を買ったBのほうが50万円多く残ります。
ただし、Bは購入時に300万円多く用意する必要があります。途中で使える現金が減ることや、そのお金を別の用途に使えないことも含めて考えます。
「残る割合」だけでなく、「減る金額」と総費用を見る
もちろん、高い車ほどリセールがいいわけではありません。
同じ車種でも、グレードやエンジン、色、走行距離によって売値は変わります。
さらに”残価率が高ければ必ず得”というわけでもありません。500万円の車が70%の350万円で売れても、値落ちは150万円。200万円の車が50%の100万円で売れる場合より、失う金額は大きくなります。
比べるのは、割合より「何万円減るか」。
「3年で売るのが絶対に得」という話でもありません。中古車を長く乗るほうが、総費用を抑えられるケースもあります。
リセールは予想。でも、考えずに選ぶよりはいい
ここまでの例は、将来の売却額を仮定したものです。数年後のリセールを予想して買っても、そのとおりになる保証はありません。
中古車相場は、モデルチェンジや供給状況、海外需要などでも変わります。「3年後、思いどおりに売れなかった」は十分ありえます。
それでも私は、まったく考慮しないよりは、考慮して選ぶほうがいいと思っています。
的を狙って投げないと、まず当たらないよね。ということです。
ただし、狙った価格で売れないと生活が回らない買い方はしません。購入前に、想定より売値が下がっても返済できるかまで確認します。
リセールがよければ、返したお金が売却時に戻ることもある
リセールを考えて買った車は、乗っている間の返済が、結果として貯金のように見えることもあります。
ややこしいので、ここでは金利を除いて説明します。
300万円の車を、頭金なし・金利0%のローンで購入したと仮定してください。
毎月5万円、年間60万円を返済。3年後には180万円を返し、ローンの残債は120万円になります。
このとき、もし300万円だった車が、300万円のまま売れたら?

売却代金300万円から、残った借金120万円を一括返済。それでも、手元に180万円の現金が残ります。
この仮定では、売却・完済後の現金だけを見れば、3年間、毎月5万円ずつ貯めていた場合と同じ180万円になります。
自分が返した180万円が、車両価値の下落がなかったために戻ってきた、という計算です。
ここまでうまくいけば神ですが、300万円で買った車が3年後も300万円で売れるのは、かなり好条件の例です。200万円で売れたなら、完済後に残るのは80万円。車を使いながらちょっとまとまったお金が作れてたことになります。
こういう形が作れたら、次の車の購入代金に回せるお金を残しやすくなります。買い替えや今後の生活費を確保したうえで、余裕があれば家族旅行に使うのもいいですよね。
子どものいる家庭に、私なら候補にするミニバンTOP5
では私のような子どものいる家庭で車に強いこだわりはないけれど、お金は大事にしたい。そんな人に私が候補としてすすめたい5台です。
順位は、リセールへの期待と家族での使いやすさを合わせた私のおすすめ順です。同じ条件の査定データを並べたリセール順位ではありません。購入時には、候補の年式・グレードごとに改めて相場を調べてください。
1位 トヨタ アルファード

写真:Benespit / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
私なら、まず候補に入れるのがアルファードです。上質さや家族で乗るときのゆとりに加えて、売却時の価値にも期待して選びたい車です。
このようにアルファードのリセールに期待することを、
「残クレアルファード」という言葉で流行って揶揄されましたが上等です。
全然悪いことじゃないとおもいます。
ただ、「アルファードなら何でも高く売れる」とは考えません。グレードや購入価格次第で結果は変わるので、買値と売値の差を確認して初めて、賢い選択かどうかが決まります。
駐車場に収まること、家族が無理なく運転できること、資金に無理がないこと。この3つも外せません。
2位 トヨタ ヴォクシー

写真:Benespit / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
「アルファードは大きすぎるかも」という家庭なら、ヴォクシー。室内の広さと日常の扱いやすさのバランスで、私ならこちらも有力候補にします。
代表的な標準仕様の寸法では、アルファードより全長が約30cm短く、全幅が約12cm狭いサイズです。狭い道や駐車場をよく使うなら、この差は見逃せません。購入する仕様の寸法と実車で確認してください。
奥さんも含め、家族で運転を交代するなら、全員が扱いやすい車を選びたいところです。
3位 トヨタ シエンタ

写真:TTTNIS / Wikimedia Commons / CC0 1.0
4人乗車がメインで、できるだけコンパクトなミニバンがいいならシエンタ。見た目のかわいさも、私は好きです。
7人乗り仕様もありますが、私なら3列目は「必要なときに使う席」と考えます。日常的に大人7人で長距離を移動するなら、上のクラスも比較したいです。
逆に、普段は家族4人、たまに人数が増えるという使い方なら、サイズと使い勝手のバランスがいい候補。リセールは5人乗り・7人乗りや仕様別に確認します。
4位 ホンダ ステップ ワゴン

写真:Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
リセールだけでなく、家族旅行での使いやすさまで含めて候補に入れたいのがステップ ワゴンです。
特にいいと思うのが、3列目シートの床下収納。荷物を積みたいときに、シートが左右に張り出さないのは魅力です。
Honda SENSINGの渋滞追従機能付ACCなど、移動を支える機能もあります。旅行が多い家庭に、私ならすすめたい1台です。装備は年式・タイプで確認してください。
「ホンダだからトヨタより必ず安くなる」と決めつけず、こちらもグレードごとの値落ち額で比較します。
参考:Honda:ステップ ワゴンの床下収納・運転支援の説明
5位 日産 セレナ

写真:TTTNIS / Wikimedia Commons / CC0 1.0
セレナで私が注目したいのは、e-POWERのモーターで走るなめらかさです。
発進や加減速の多い街乗りで、その感触を気に入る人はいると思います。ステップ ワゴンを荷物の多い家族旅行で見たいなら、セレナは普段の送迎や買い物での乗り心地を試してほしい候補です。
もちろん、高速道路に向かないという意味ではありません。燃費や快適さは走り方・仕様でも変わるので、「街乗りなら絶対セレナ」と決めず、いつもの使い方に近い条件で比べてください。
参考:日産 セレナ:走行・安全
好きな車があるなら、好きな車に乗ったらいい
車にこだわりがある人は3年で価値が半分になろうとも、好きな車に乗ったらいいと思います。
リセールでは不利といわれる車を颯爽と乗りこなしている人を見ると、私は「お金に執着しないで車を選べるのも、余裕があっていいな」と思います。
ただ、そんなに車に興味はない。でも必要。お金は大事にしたい。そんな人にこそ、今回の考え方を意識してほしいんです。
この考え方で車を選ぶなら、必ず確認したい3つのこと
1.買う前に、候補のリセールを調べる
「この車を買おうかな」と思ったら、まずは「車名 リセール」で検索してください。そこから年式、グレード、エンジン、走行距離、色まで条件を近づけて比較します。
中古車サイトの販売価格は、自分が売るときの買取価格とは違います。店頭価格だけを見て「この金額で売れる」と計算せず、査定実績や複数社の情報を確認します。
そして楽観も悲観もせず、ベストなリセールだけで計画しないことも重要です。
2.車両保険と、新車特約の条件を確認する
車の価値を残すことが重要なので、事故や盗難への備えは外せません。私はこの買い方をするなら、車両保険を重視し、新車特約も含めて検討します。
ただし、車両保険や新車特約を付ければ、もらい事故を含めたあらゆる損失が埋まるわけではありません。保険金額、免責金額、補償する事故の範囲、新車特約の支払条件は契約ごとに違います。
新車特約には、大きな損傷や一定期間内の買い替えなどの条件があります。修復歴による査定の下落分や、期待していた将来のリセールまで必ず補償するものではありません。相手からの賠償だけでローン残債や買い直し費用が全部埋まるとも限りません。しかし備えをしないことはリスクなので保険は必ず検討するべきです。
保険料も総費用に入れたうえで、「全損・盗難時にいくら出るか」「残債との差を払えるか」を確認しておきます。
3.売るときは、必ず複数の査定を比べる
最後に、売るとき。ここで安く手放してしまうと、リセールを考えて選んだ意味が薄れてしまいます。
MOTAなどの一括査定を使う、複数の買取店に査定してもらう。方法はどれでもいいので、比べずに決めないことが大切です。
私は、ディーラーの下取りだけで決めるのはおすすめしません。
過去新車何台も乗り継いでますが、下取り価格のほうが高く出たことはありません。
下取り390万円と言われた車が買取店では500万以上で売れたこともあります。
車を高く売る流儀は私なりの理論もあるのでまた別記事で紹介します!
車にお金をかけたくないなら、
「いくらで買えるか」と一緒に、
「いくらで手放せそうか」も見よう。
高い車を買うことが目的ではありません。乗っている間に失うお金を減らすために、売るときのことまで考えて選ぶ。私が言いたいのは、それです。
最後まで読んでいただきありがとうございました~~
※2026年9月確認。図解の金額は説明用の仮定で、実際の取引例ではありません。おすすめ順と車への評価は筆者の意見です。将来の売却額や保険の補償を保証するものではありません。



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